2015年、Kindle本が洋書多読とリスニング英語学習に適している5つの理由
僕はこれまで、主にAmazon*1で日本の電子書籍を購入し、iPhoneとiPadのiOS Kindleアプリで読書を楽しんでいました*2。
そして、英語の本を読む際は、英和辞書がワンタッチで使えることもあってたまに読む程度でした。
ところが今年2015年になって*3Kindleの機能が英語学習者向けに大幅に進化していることを知り、下火になっていた英語多読熱が復活。
日々おもしろそうな洋書をチェックしています♪
Kindle本が英語学習に適している5つの理由
Kindleが日本に上陸してから様々なアップデートが行われましたが、今、日本で洋書を読むのがとても便利になってきています。
AmazonのKindle本(電子書籍)は英語学習者にとって便利な機能が日々進化しつづけており、2012年の日本上陸以降、Kindleの機能も大幅にアップデートしました。
僕が洋書を読むのに便利だと感じたのは、主に2014年頃に強化された以下の5つのサービス&機能。
電子書籍元年のKindleよりも断然便利になっていますので、ぜひ新しい機能をチェックしてみてください。
- オーディオブック「Audible Audiobooks」と電子書籍の同時購入&連携が可能
- 朗読音声を、文字を見ながら聞ける「Immersion Reading」
- 各端末を横断して本が読める・聞ける「Whispersync For Voice」
- わからない単語を表示する「Word Wise」機能
- 辞書で引くだけで登録できる「単語帳」機能
([1]と[2][3]はひとつの項目のようなものですが……)
この記事では、以上5つの特徴+αをご紹介したいと思います。
ただし、これらの機能は、(今のところ)一つの端末ですべて使うことができません……。
一長一短のAmazon製デバイス
「Kindle」と一口にいっても、その意味は大きく3つ——
純粋に本を読むことに特化し、オーディオなどがない
電子書籍リーダーKindle(Kindle/Paperwhite/Voyage)
と
読書以外のアプリも楽しむための
Fireタブレット*4
と
iOSやAndroid端末などで使える
Kindleアプリ
に別れています。これらには一長一短があり、使える機能はバラバラです。
(FireタブレットとKindleアプリはできることがだいだい同じですが)
KindleとFireタブレットは、同じAmazon製品でも目的が異なる
電子書籍リーダーKindleは読むために特化しているため、
便利なリスニング機能が使えません(オーディオ機能がそもそも無い)。
一方、Fireタブレットはリスニングに便利な機能が揃っていますが、
英語学習に便利な「Word Wise」(後述)や単語帳機能が使えません(今のところ)。
Fireタブレット/Kindleアプリで使えるリスニング機能が便利!
Kindle本が英語のリスニング教材になる3つの機能
洋書を安く読むことができ、辞書を引くのもワンタッチでできるKindleのebook。
これだけでも英語学習者にとっては夢のようなデジタルコンテンツですが、今、Kindle本はリスニング学習にもうってつけの機能が強化されているのです。
[01] オーディオブック「Audible Audiobooks」がeBookと連携できる
本の朗読音声を収録した「オーディオブック」というコンテンツがあります。
日本ではまだ馴染みがうすいのですが、朗読音声は忙しい通勤時間などにもハンズフリー・耳で本を「読む」ことができるので、欧米ではビジネスマンを始め人気があります。
一方、英語学習者にとっては、英語のオーディオブックは便利な「リスニング教材」。好きな本の朗読を聞けたらいいな、と思いますよね。
洋書のオーディオブックはiTunesやCDを始め様々なコンテンツが販売されていますが、なかでも米国Amazon.comで販売されている「Audible Audiobooks」がKindle本と非常に親和性が高く、とっても便利なのです(というのも、AudibleがAmazonの子会社になったので)。
Kindle本(文字コンテンツ)とオーディオコンテンツを一緒に販売できるところが、Amazonコンテンツの強みですね。
しかも、eBook&Audiobleのセット購入で安くなるものもあり……ついつい音声もあわせて購入してしまいます。
そして、「Audible Audiobooks」はただのオーディオコンテンツではなく、KindleのeBookと連携して読むことが可能なのです。
後述する「Immersion Reading」や「Whispersync For Voice」といった便利な機能を使って、英語のリスニングが非常に便利になります(一部の対応コンテンツだけですが……)。
なお、「Audible Audiobooks」はiPhoneやKindle HDなどの各種スマホやタブレットで聞くことが可能で、米国Amazon.comのアカウントでログインできます。
(電子書籍リーダーのKindleは使えませんが……)
以下ビデオを参考にどうぞ。
[02] 朗読音声を、文字を見ながら聞ける「Immersion Reading」
さて、数あるオーディオブックの中でも、Amazonで購入できる「Audible Audiobooks」が英語学習者にとって便利なのは、「Kindle ebookと親和性が高い」ため。Amazon.comでKindleのebookと「Audible Audiobooks」を購入すると、音声と本を両方組み合わせて利用することができるのです。
その機能の一つが、「Immersion Reading」です。
「Immersion Reading」は、(まるでカラオケのように)ナレーションで読んでいる文字をハイライトする機能。
朗読音声を聞きながら本の文字を目で追うことができるので、英語のリスニングやシャドーイング、多読で返り読みをしない練習に最適です。
以下の動画を見るとわかりやすいでしょう。
リスニングをしながら文章を読めるなんて、英語の勉強にぴったりですよね。
しかも、読んでいる文字をハイライトしてくれるので、うっかりどこを読んでいるのかわからなくなる心配もありません。
以前はCDを聞きながら紙の本を見て……と、なかなか面倒な勉強法でした。
僕が「技術革新ってすごい!」と思った最大の機能です。
※なお、「Immersion Reading」で便利な文字のハイライト機能は、iOSのKindleアプリではまだ実装されていません……。対応が待ち遠しいです。
[03] 各端末を横断して本が読める・聞ける「Whispersync For Voice」
Kindle本と「Audible Audiobooks」を合わせて買うと便利なところは、朗読だけではありません。「Whispersync For Voice」対応の本であれば、オーディオブックと本の切り替えも自由自在なのです。
これはKindleを複数の端末で読んでいる方なら御馴染みの「Whispersync」機能の音声版です。
オーディオブックと電子書籍のブックマークを同期することで、例えば手が離せない時はオーディオブックで聞き、その続きから本に切り替えることが可能なのです。
以下のビデオを見るとわかるように、手を離せない料理の時や通勤でつり革に捕まっている時などはオーディオブックを聞いて、続きをゆっくり活字を読みたいときは本に切り替えて読む、ということが可能。
[+α] 「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)」
機械音声になりますが、「Audible Audiobooks」がないコンテンツも、「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)」に対応していれば、機械音声を使って読み上げてもらうが可能です。
人間の音声にはかないませんが、機械音声でここまで読んでもらえれば上出来でしょう!
電子書籍リーダーKindleで使える便利な学習機能
洋書を読むのを助ける、進化した学習機能 2つ
電子書籍リーダー「Kindle」はオーディオ機能がないため、リスニングに便利な上記の機能は使えません。
しかし、Kindleは辞書以外にも、読書を通して「語彙を増やす」学習機能がついています。
[01] わからない単語を表示する「Word Wise」
Kindleに以前から搭載されていた辞書機能は、わからない単語を素早く引くことができる電子書籍の大きなメリットのひとつでした。
この辞書機能のほかに、大きな学習機能が2014年の12月に加わりました。難解な単語の同義語を自動で表示する「Word Wise」機能の登場です。
これで、難しい単語はその都度類語辞典や辞書を確認することなく、すいすい英文を読んでいくことができます。
さらにその単語について知るには、従来通り、単語をタップして辞書を呼び出すだけ。
なお、自分の英語レベルに合わせて難易度を5段階に設定でき、文中に表示されるヒントの数を調整することも可能。ON/OFFの切り替えももちろん可能です。
単語力があるのに、表示しすぎると文章の行間が空きすぎて読みにくくなってしまうなどの弊害があるので、レベルを適宜調整すると良いでしょう。
対応端末: Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Voyage
[02] 辞書で引くだけで単語を増やせる「単語帳」
こちらもKindle固有の機能になってしまいますが、辞書で引いた文字を「単語帳」に記録し、引いた単語を学習することも可能です。
その他の便利な機能
以下は、Kindle/Fireタブレット/アプリに共通して使える機能です。
[01] ワンタッチですぐ確認「辞書」機能
Kindleで読書中、わからない単語があるとワンタッチで辞書を引くことが可能です。
初期からあった機能で、これだけで電子書籍で英語本を読むメリットがありました。
SSS英語多読では辞書を使わないことが推奨されていますが、僕は便利に使ってます。
[02] 複数の端末でも同じ本が読める
Kindle本は、Kindle以外の端末——iPhoneやiPad、Android、WindowsやMacで読むことができます。スマホとタブレットなど、複数の端末を持つ現代人にとっては必須の機能ですよね。
[03] 本のブックマーク等を同期「Whispersync」
また、Kindleコンテンツは、ライブラリ、読書の進捗、ブックマーク、注釈やハイライトをすべての端末で共有し、iPhoneやiPad、 Android端末のアプリで、どこにいても本の続きをすぐに読み始められます。この「Whispersync」機能は、複数の端末で本を読む人にうってつけの機能です。
[04] ブックマークやハイライトで、気になるところをチェック
ハイライト機能で、気になった文章にシルシをつけておくことが可能です。
端末を問わず、全部の機能が使えるといいのに
いかがでしたか? Kindleの便利な機能を使って、洋書を読んでみたくなったでしょうか……?
Kindleの電子書籍が便利なのは、
本(eBook)と朗読音声(オーディオブック)を合わせて購入でき、便利なリスニング機能が使えること。
そして、リーディングに便利な「辞書機能」と「英語学習機能」が使えること
にあります。
個人的には今の辞書機能に加え、 「Immersion Reading」と「Word Wise」と「単語帳」が一度に使えれば英語学習端末として最強なのに、と思っています。
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ちなみにFire HD6を少し使って見ましたが、普段使用しているiPad miniより重いし厚いし、良いところは「Immersion Reading」のハイライト機能くらいでした……。
個人的には、iPad miniやiPhoneで「Immersion Reading」と「Word Wise」と「単語帳」のすべての機能が使えればいいのになぁ、と思っています。
今後のアップデートに期待です……!